斜め45°上を見た生活

いつもの見かたじゃなくて少し上を見てみようよ。そんなブログかも。

第3話 天岩戸神社 東本宮(3)

鳥居の奥から参道を通って、ものすごいパワーを感じた。
感じただけでなく、ビーーーーーンと奥から流れる気(氣)が見える気がした。
陽炎(かげろう)のように、空間がうっすらと、ゆらゆらと、微妙に歪んでいるような。
不思議な感じ。。。
何度も自分の眼を凝らして見てみるが、やっぱり普段と違う感じがして、少しドキドキした。

「ちょっと、何だか今までにないパワーの気がするよ!」

ケイスケが笑顔で答えた。

「はい。すごいパワーですね。」

そして二人、参道の階段をゆっくり上り始めた。
少し上ったところで、突然、少々興奮気味にケイスケが言った。

「うわあ~、ものすごく準備されて待ってるみたいですよ~」
「え???なになになに???」
「すごく準備して、すごく待ってるみたいなんです。」
(え~~~???何が起きるんだあ???)

ドキドキしながら階段を上っていく。

「うわあ、準備されて待っていますよ~」

またしてもケイスケがそう言った。しかも、軽~い感じで。飄々(ひょうひょう)と。
ドキドキしてる私とは、まるで正反対。(笑)

ひっそりとした静けさとキリっとした空気の冷たさもあって、いつもより姿勢を正し、心にピリっとした緊張感を持って、
手洗い場で両手と口をすすぎ、拝殿に向かった。
お賽銭を投げずに、静かにそっと差し出して、鈴を鳴らす。そして二礼二拍。
神社でのお参りは、お願いごとをするのではなく、感謝を伝えることが大事だという。
それを知ってから神社では、日頃の感謝を伝え、世界平和をお願いしている。
(地球上の生きとし生けるものの全てが、平和で健やかに繁栄しますように、永久にお守りください。)
心を込めて、そう祈った。

祈り終えて、隣のケイスケを見ると、眼を閉じて少し下を向いている。
そして、ケイスケがこちらを向いて、こう言った。

「今から清めてくれるらしいので、中に入れと言われています。中に入りましょう。」
(えええ?????またしても、ドキドキすること言うなあ。)
「入っていいの?」
「入れって言ってるから、いいんじゃないですかね。」

誰もいない拝殿の奥に入って行く。
だいたい東本宮は、いつも宮司さんも巫女さんもいない。
が、やはりさすがに人の目が気になり、キョロキョロしながら奥へ。
拝殿の奥にはアマテラスさんを奉ってある本殿がある。
拝殿の一番奥、本殿の目の前まで進んだ。
いつもは遠くて全体が見えない鏡やお神酒やお供え物が、すぐそこにある。
心臓、ドキドキ。
そこで、あらためて眼を閉じて、少し頭を垂れた。

見えない世界で一体何が起きてるのか?
よくわからないし、ドキドキするし、集中しようにも気が散る。
そして、少しの時が過ぎた。
(もういいかなあ?)
ケイスケを見ると、ちょうど彼も顔を上げてこちらを見た。

「終わったみたいです。行きましょう。」

もう、何がなんだかわからないんだよね。ほんとに。ただドキドキ。笑

東本宮には本殿の裏手に御神水がある。
大きな杉の木の根元から湧き出ているのが御神水だ。

「裏手に御神水があるから、行ってみようよ。」

ケイスケを誘って御神水のところへ少し歩いた。
御神水で改めて両手と口を清めたところでケイスケが言った。

「あ~、さっきのはこの水だ。」
「え??何??」(また今度は何だ???)
「さっき、清めてもらってた時に、清めの水をかけられたんですよ。ピシャピシャって。それはこの水ですね。」
(はあ~???そんなの全然感じなかったけどなあ。。。)
「そ、そ、そ、そうなんだ。。。」

とりあえず、拝殿を後にして、参道の階段を下り始めたら、ケイスケが話し始めた。

「今日は、波動の高いところに行くので、清めが必要だったそうです。それでやってくれたんですよ。」
「そうなんだ。誰がやってくれたの?まさか、アマテラスさんはありえないよね?」
「はい。違いますね。面をつけた人が長~い榊の枝を持って、バサー、バサーって祓ってくれてましたよ。
そして水もかけられたんです。」
「それって、私も一緒に?」
「もちろんそうですよ。」
「へえー。私は全然わかんなかったけどな。
やっぱり今日は弊立に儀式に行くから、相当波動が高いってことだねー。
うわー、ますます弊立が楽しみだなあ。」

そんなことを話しながら、車に乗り込んだ。

さて、次は弊立の前に、国見ヶ丘だ。
東神宮からは、すぐのはず。
初めて行くので、ちょっと楽しみなスポットだ。

(第4話につづく)

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